活動長寿研究センター
(生活習慣指導・管理)

日常生活の
3要素(食事、運動、睡眠)に注目、
栄養不良の改善により
生活習慣に関連する
幅広い疾患を予防

フジタエグゼクティブクラブ羽田や当羽田クリニックのイメージングセンターで行った精密健診・検診で患者さまの身体機能や動作を客観的かつ、可視化した上で、「活動長寿=健康で活動的」の提供を目指してまいります。

当センターが提供する診療は、患者さまごとのライフステージに合わせた新たな栄養・睡眠・運動の3本柱からなる生活学ともいえるエビデンスをもとに創出されたものです。
患者さまの「食事」「運動」「睡眠」を可視化し、現在の食事を中心としたライフスタイルの見直しを提案します。

皆様に興味を持っていただける活動長寿研究プログラムで人生100年時代を、活動長寿で過ごしていただけることを目標として、生活習慣病などの対象疾患(初期段階)の方だけでなく、予備軍、健康維持のためご興味を持たれていらっしゃる方、低栄養(体重)の方にも受診していただけるプログラム。精密検診とセットで受診されると効果的です。

肥満や低栄養(体重)は、健康リスクを持つ疾患です。どちらも明確な症状はないので、どこに相談すれば良いかわからないとお思いの方は、お気軽にお問い合わせください。

活動長寿研究センター(生活習慣指導・管理)担当医師

  • 飯塚 勝美

    飯塚 勝美Katsumi Iizuka

    • 藤田医科大学 医学部 臨床栄養学講座 主任教授
      藤田医科大学病院 食養部長
      日本病態栄養学会 理事
      日本糖尿病学会 評議員
      日本内分泌学会 代議員

    • 専門領域
      代謝学
      分子栄養学
      内分泌学
      糖尿病学
      内科学

生活習慣に根差した疾患の予防・治療のために

活動長寿プログラムで取り上げる疾患・検査異常は次のとおりです。

疾患名
肥満(BMI>25)
糖尿病(HbA1c)
脂質異常症(T-Chol, TG, HDL-C, LDL-C)
高血圧
腎機能異常(eGFR低下、クレアチニン高値)
脂肪肝
高尿酸血症(UA)
低栄養関連疾患
低体重(BMI<18.5)
低体重を引き起こす疾患(甲状腺、副腎機能低下症など)

これらの数値が基準値を上回っていた場合で、太っていても痩せていてもなかなかはっきりとした症状はありません。しかしながら、なんとなく疲れやすい、夜寝ていても疲れが取れないことがあります。

生活リズム(食事、運動、睡眠)に関わる、いわゆる生活習慣病と言われる糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症、脂肪肝といった肥満に関連する疾患として該当します。こういった病気は一つ一つは大したことはないと思われがちですが、集積すると冠動脈疾患(心筋梗塞)や脳梗塞など動脈硬化を引き起こします。内臓に脂肪が蓄積することが原因となることが多いので、正しい食生活や運動が進行予防に重要です。また、肥満があるのにビタミン欠乏などの栄養失調になっている場合もあります。

また、低体重を伴う栄養不良(低栄養)も我々のカバーする領域です。低栄養は肥満と同じ程度の健康リスクであり、ビタミンやミネラル欠乏を伴うことが多く、気づかぬうちに進行し、味覚の異常、手足の痺れ、下痢、ふらつき、貧血などの症状をきたしたり、骨が脆くなったり、筋力が低下したり、動脈硬化が進むといった症状が起こります。いずれも検査してみないとわかりません。また、高齢者では両者が混在する場合もありますので、両方をケアする必要があります。

我々が専門とする食事(栄養学)を中心として、睡眠、リハビリテーション部門の運動を組み合わせ、活動長寿プログラムとして立案しています。一例を挙げると、我々が新たに開発した食事速度測定を含む食行動の分析、普段の食事でなかなか得られていない栄養素を含んだ料理についての料理教室と試食、かかりつけ医としての歯科についての丁寧アドバイス、食事内容を反映した腸内細菌検査の説明など、他の施設にない特色あるプログラムを提供します。

生活サイクルに応じた
オーダーメイドケア実現のために

活動長寿という考えは、3つの柱から成り立っています。
自分の足で好きなところに行く。旅行や趣味を活動的にこなす。家に閉じこもらずアクティブに暮らし、長寿を全うするには、それぞれの体質や生活サイクルに応じたオーダーメイドケアが需要です。理想的な「活動長寿」を実現するために3つの視点からサポートいたします。

①食事の質・量の問題の解消
②運動不足の解消
③睡眠不足の解消

この「食事の質・量」「適度な運動」「質の良い睡眠」3つの柱が整うと「体内時計」すなわち体内リズムが整い、こころのストレスに関わる抑うつ・睡眠障害・認知症などが予防・改善に向かい、身体のストレスに関わる肥満・糖尿病・高血圧・心臓疾患などを予防・改善することを目指します。また、低栄養の方にも、適切な食事パターン、運動などを提案し、栄養状態の改善をお手伝いします。

私たちの目指す生活指導は、「食事」「運動」「睡眠」を数値化、つまり可視化し、患者さまのお一人おひとりのライフスタイルの最適化に他なりません。

活動長寿プログラム コース

「食事」「運動」「睡眠」を数値化したうえで、医師が評価を行い、アドバイスを送るのが活動長寿プログラムです。これら全ての検査を5日間かけて行います。糖尿病予防に特化した1日コース、肥満に特化した1日コース、低栄養に特化した1日コースがあリます。

また、特徴的な検査(食事速度測定、咀嚼速度、歯周病検査、腸内細菌検査)を気軽に体験いただける、活動長寿お試しプログラム、臨床栄養学で監修したメニューに基づいて、藤田学園の総料理長が行う料理教室(食後に栄養学教授との対面レッスンつき)もございます。

<活動長寿基本プログラム>

おすすめお試し版:143,000円(税込)
簡易お試し版:60,500円(税込)

検査項目 おすすめお試し版 簡易お試し版
InBody(体組成計)での測定
血液検査・尿検査
食事速度調査
聞き取りによる食事調査(3日分)
口腔フレイル・歯周病検査
腸内細菌叢検査  
医師による結果説明、栄養指導

<特化型プログラム>

運動(リハビリ)と睡眠を含めた活動長寿プログラム5日間コース(要問い合せ)
糖尿病予防に特化した1日コース:134,200 円(税込)
肥満に特化した1日コース:137,500円(税込)
低栄養に特化した1日コース :123,200円(税込)
料理教室:22,000円(税込)